あの日私は面白そうな人間達を見つけて追いかけていた。
ジャングルの中を私を探して歩き回っているのだ。
私は後ろにいたというのに。
いや、それにしても人間の言葉は使いにくい、なぜに行く先々言語が違うのやら、しかも私が気に入ったこの言語、にほんごというらしいが使いにくくていけない。
かんじとやらに変換するのもなかなか難しい。
話が逸れてしまった、本題に戻ろう。
その、私を探す人間達は、昔人間によって描かれた私の壁画に機械を向けてなにかをしたり、
テントの中で地図を広げて話し込んだり、挙句の果てには、どうやって発見したのか、数千年前に切り落とされた私のまつげを囲んで、コピーがどうのとか話しているのだ。
その後、しばらくして人間達はジャングルからいなくなったが、それから、私の夢の中に私に似て非なる存在を感じるようになったのはまもなくの事だった。
最初は子どものようだったそいつが、だんだんと大人になっていくのを見るのは結構楽しかった。でも、そいつが繰り返す質問、
「私はだれだ、ここは何処だ、どうして私はここにいる」というやつだ。
これだけはどうも、理解できない。
わたしはわたしで、あんたはあんたであって、そこに存在する以上、あんたは私じゃないし、私はあんたじゃない。
そしてここは、ここであり、他の何処でもない、ましてや、存在理由なんて、わかるはずも無い。
それなのにアイツは、毎日のようにその質問を繰り返していた。
アイツが大人になって、しばらくしたとき、アイツの気配が、外で感じられるようになった。
現実に飛び出した証拠だった、
アイツの名は人間の言葉で「ミュウツー」と言うらしい。
アイツの元になった私が「ミュウ」と言うのだから二番目の「ミュウ」つまり「ミュウ ツー」というわけらしい。
なんと安易な考えなんだろう。
さて、それからしばらくして、アイツは、アイツが生まれた島に変な建造物を建てた。
あんなものを作るなんて、さすが人間の遺伝子が混ざったポケモンだ。
それから、三匹のポケモン。リザードン、フシギバナ、カメックスの三匹のポケモンを何処からかつれてきて、コピーを作った。
また、アイツは同じ頃、近くの『人間がポケモン達の体力回復の為に利用する施設』の人をつれてきた。
アイツの建物に、何人かの人間の子ども達がきて、私が実際にそこに行くことにしたのはそれからまもなくのことだった。
最後までお読みいただきありがとうございました。
不慣れなもので、読みにくい事も多々あったかと思いますが、少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。
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